一年の中で昼と夜の長さが同じになる日が春と秋の2回あって春分の日と秋分の日です。
秋分の日は四季の年中行事である春のお彼岸の中日にあたります。
春分の日の食べ物といえば、ぼたもちや精進料理、お赤飯などを連想される方が多いかもしれません。
春分の日はぼたもち、秋分の日はおはぎを食べます。
ぼたもちは「牡丹餅」と書き、春の花である牡丹がその名の由来です。
おはぎは秋の花である「萩」が名前の由来と言われております。ぼたもちの材料である小豆の赤色です。赤色は古来より魔除けの力があると考えられておりました。
また、おもちは五穀豊穣を意味するといわれてきました。昔は砂糖を使った甘いものが貴重であり、ぼたもちもそのひとつ。春のお彼岸には、ご先祖様への供養とともにお供えしていました。この風習が、春分の日にぼたもちを食べる習慣につながったといわれています。
この季節魔除けの小豆を使った人気の和菓子が桜餅です
桜餅は、春の訪れを感じる桜餅は、ぼたもちと同じようにご先祖様にお供えする和菓子の一つです。
桜餅は大きく分けて2種類あり、小麦粉を薄く焼いた生地で餡を包んでいるのが関東風、
道明寺粉でつくった餅で餡を包んでいるのが関西風です。
当店の会席料理の最後に、関西風の道明寺粉でつくった桜餅をお出し致しております。
春の香りをお楽しみ下さい。お客様の無病息災をお祈り致しております。

店内の牡丹の花~ぼたもち 由来の花~
