知っておきたいお顔合わせ ~失敗しないポイントと流れをご紹介~2025.08.01

知っておきたいお顔合わせ ~失敗しないポイントと流れをご紹介~
これからご結婚される新郎新婦の皆様、この度はおめでとうございます。
新たな門出を迎える準備として、両家お顔合わせを行うことは、お互いを知り家族になる為の親睦を深める第一歩となります。
結納ほど格式張らずに、両家が一同に会し、結婚報告、親族の紹介をするお顔合わせですが、自由度が高いからこそ、配慮を欠くと今後の関係性に影響してしまうこともあります。
そこで、両家顔合わせの基本とポイント、実際の会の流れについてまとめました。
お顔合わせの準備・段取り
お顔合わせの開催が決まったら、準備に必要なことは以下の通りです。
➀日時と場所決め
②家族についての情報共有
③当日の服装
④手土産の有無
⑤費用負担について
⑥会の式次第
➀日取りと場所を決める
まずは日程を決めていきます。タイミングは式の半年前から3か月前がよいとされています。式の準備が忙しくなってからは、なかなか落ち着いて会う機会を設けるのは難しくなりますので、スケジュール調整など早めに取り掛かりましょう。
お互いの家族の予定を聞き、その中で調整できる日を決めます。できるだけ六曜を鑑みて、吉日を選ぶことも大切です。
次に、場所選びを行います。初めて家族同士で集まるので、気兼ねなく落ち着いて話ができる個室が適しています。また、高齢の方がいるなら、椅子席、掘りごたつなど、立ち座りがしやすい場所にするのも重要です。
そして、祝いの席にふさわしいお祝い向けのお料理があると、特別感を感じられます。苦手なもの、アレルギーも事前に把握し、対応できるようにしておくと喜ばれるでしょう。
②ご家族の事前情報を共有する
相手側の家族の情報は、新郎新婦がそれぞれ伝えておきましょう。家族構成、出生など触れられたくない話題もあるかもしれません。当日に、不躾にならないよう、ここはしっかりと共有しておくのがベストです。
③当日の服装を決めておく
服装の基本は、男性はダークカラーのスーツと無地のシャツ、控えめな色柄のネクタイで、品格を感じさせるスタイルです。女性は、ピンクやベージュの明るい色のワンピースやセットアップ、振袖も良いでしょう。小ぶりで上品なアクセサリー、適度なヒールの靴などが好印象です。結納ではないので、昨今はカジュアルな服でも良いとされていますが、大事なことは、清潔感と格合わせです。
どちらかの家族がフォーマルで、一方はカジュアルな服装になってしまうと、相手に気を遣わせることや、恥ずかしい思いをさせてしまう場合もあります。両家に集まって頂き、自分たちの結婚を認めて祝福してもらう大切な日となりますので、服装についても新郎新婦が示し合わせて、心地よい雰囲気を作るようにしましょう。
④手土産は用意するか決める
お手土産の用意は必須ではありません。しかし、これについても、どちらか一方だけ持ってくるようなことがあるとばつが悪くなってしまうので、用意するか否か、事前に新郎新婦で取り決めておきましょう。
持っていく場合は、好みに合わせた日持ちする菓子やお酒、地元の銘菓などが良いとされ、切る、割る、のような忌み言葉を連想させないよう、煎餅や羊羹は避けたほうが良いでしょう。会食前にお互いの両親同士で渡すのが一般的で、「本日はお時間を頂きありがとうございます」というようなお礼の挨拶を添えて渡し合うようにします。手土産がかぶってしまうということがないように、ここでも新郎新婦での打合せが大切です。3000円~5000円程度で最適なものを、自ら用意してご両親に渡していただくと安心です。
⑤費用負担は様々
会食の費用については、両家折半もありますが、今は新郎新婦が支払うのが一般的になっています。ご家族、ご両親のご意向に沿うことが必要ですが、お顔合わせはあくまでも結納ではなく、結婚のご報告とご家族同士の親交を深めることが目的なので、結納金や新郎側の家族の負担を多くするということは必要ありません。
会そのものだけでなく、ご家族が遠方から来られる場合は、宿泊費、移動費の負担も検討しておきましょう。
顔合わせに関する費用は、誰がどれくらい支払う、という厳密な決まり事はありませんが、ご家族が納得する形で事前に決めておくということが、その後の円満な関係をつくっていく上で重要です。
⑥スムーズな進行のための式次第
会の大まかな流れは、挨拶、自己紹介、(記念撮影)、乾杯、歓談、締めの挨拶、(記念撮影)という形式が多いです。
座席について、新郎新婦が主役だから真ん中でよいのか、両親を上席にするべきか、悩まれる方も多いと思います。顔合わせの場ではどちらも間違いではありません。しかし、一般的には、新郎側が上座、新婦側が下座で、上席から順番に父、母、ご兄弟、末席が当人になるよう座っていきます。
会の進行や、始めと締めのご挨拶、乾杯の御発声は、新郎や新郎の父親がすることが多いです。こうしたことも、先に決めておくとスムーズです。実際、初めて顔を合わせる者同士ですので、皆、緊張感を持っていることがほとんどです。だからこそ、取り仕切って進行する人がいると、会話も円滑に進んでいきます。
お顔合わせのしおりを作成するのも良い方法です。式次第や、ご家族の紹介など、その場で確認することもでき、新郎新婦の思いのこもったしおりがあると、緊張感もほぐれていくでしょう。
本日お集まりいただいたことへの感謝を込めてご挨拶が済んだら、それぞれの家族の紹介です。こちらも新郎側から行いますが、新郎父が簡単な家族構成の紹介をし、その後一人ずつ自己紹介をしていくという流れになります。
写真撮影は必要に応じて行います。自己紹介後、又は会の終わりです。自己紹介だと、お酒を飲む前なので写真写りが良く、会の終わりだと、仲が深まった後に雰囲気よく撮影できるというメリットがあります。撮影する場合は、これらを踏まえて撮影タイミングを決めると良いでしょう。
ここからはご歓談ですが、趣味や幼少期のこと、地元の話題、結婚式・新生活の準備の話題など、前向きで場が和む話題を選びましょう。宗教や政治など、思想にかかわる話題、プライベート話題は避け、これから長い付き合いになる相手との楽しい時間を過ごせるようにしましょう。
会食は2時間~2時間半程度を目安に、良い頃合いで締めの挨拶をしてお開きとなります。
まとめ
以上が、お顔合わせの基本と流れでした。大切なことは、日程や場所選び、費用に関すること、会話の内容など、ご家族への細やか気遣いです。その上で、事前準備を綿密に行い、リラックスした状態で過ごしていただけるよう新郎新婦からのおもてなしをすることで、良い両家お顔合わせが実現するでしょう。
日本料理香川では、お顔合わせに最適な掘りごたつの個室や、椅子席の和室もご用意しております。エントランスからお部屋に至るまで、洗練された空間づくりを心掛けており、一生に一度の大切な日にふさわしい御祝い会席もご準備いたしております。アレルギーやお苦手な食材のご相談、ご不明点やご要望についてのご相談も承りますので、是非一度お電話下さいませ。
雰囲気のある和の個室と、美味しいお料理、心を尽くしたおもてなしで、これからの温かな家族交流をスタートさせてはいかがでしょうか。皆様のお顔合わせの成功を、心よりお祈り申し上げます。
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