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大暑 ~個室で涼やかにお過ごしください~2025.07.022




大暑と天ぷらの日 ~夏バテ知らずの美食~


二十四節気が教える日本の季節の知恵


今日は「大暑」です。日本古来の暦である二十四節気の中でも、特に印象的な節気のひとつです。二十四節気は、一年を24等分し、それぞれの時期に相応しい季節の言葉を当てはめた、日本人の繊細な季節感を表現する美しい暦法です。春分、夏至、秋分、冬至といった馴染み深いものから、啓蟄、芒種、白露、霜降など、詩的で情緒豊かな名前が並びます。


大暑は文字通り「大いなる暑さ」を意味し、一年で最も暑さが厳しくなる時期を表しています。現代の気象学的にも、この時期は梅雨明け後の本格的な夏の到来を告げ、連日35度を超える猛暑日が続くことも珍しくありません。古人たちは、このような厳しい暑さの中でも健やかに過ごすための知恵を、食文化に込めました。



天ぷらの日に込められた先人の知恵


大暑の日が「天ぷらの日」とされているのには、深い理由があります。夏の厳しい暑さによる体力消耗や食欲不振に対抗するため、栄養価が高く消化に良い天ぷらを食べて元気を維持しようという、先人たちの生活の知恵が込められているのです。


現代の栄養学から見ても、この考え方は理にかなっています。天ぷらの調理法は、食材に衣をつけて油で揚げることで、衣の水分が蒸発する際の蒸気によって中の食材を蒸し煮状態にします。この調理過程により、食材本来の旨味と栄養成分を衣の中に閉じ込め、栄養の損失を最小限に抑えることができるのです。


特に注目したいのが、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンの吸収率です。β-カロテンは体内でビタミンAに変換される重要な栄養素で、肌の健康維持や老化防止に大きな効果を発揮します。しかし、β-カロテンは脂溶性ビタミンであるため、油分と一緒に摂取することで初めて体内への吸収率が大幅に向上します。天ぷらという調理法は、まさにこの理想的な摂取方法を実現しているのです。



暑さに負けない良質なタンパク質の力


夏バテ対策において、もうひとつ重要な栄養素が良質なタンパク質です。高温多湿な日本の夏は、大量の発汗により体内のミネラルバランスが崩れやすく、また基礎代謝の維持に必要なタンパク質も不足しがちになります。そのため、質の高い動物性タンパク質を適切に摂取することが、夏の健康維持には欠かせません。


当店では、日本が誇る最高級ブランド牛である山形牛、米沢牛、松阪牛をご用意しており、それぞれの肉質の特徴を活かした多様な調理法でお楽しみいただけます。日本料理では、素材の味を最大限に引き出す すき焼き・しゃぶしゃぶがおすすめです。フランス料理では、クラシックからモダンまでの洗練されたソースと調理法によりお召し上がりいただきます。イタリア料理では、シンプルながらも奥深い味わいのビステッカステーキをご用意致しております。それぞれ異なる魅力を表現いたします。



涼やかな空間で味わう至福のひととき


暑さ厳しいこの時期だからこそ、お食事をする環境にもこだわりたいものです。当店は10階建ての自社ビルに位置し、様々なタイプの個室をご用意しております。各個室は、外の猛暑を忘れさせる涼やかで上品な空間設計となっており、ゆったりとした時間の流れの中で、心身ともにリラックスしてお食事をお楽しみいただけます。


季節の移ろいを感じながら味わう料理は、単なる栄養補給を超えた、心の栄養にもなることでしょう。都市の喧騒から離れた静謐な空間で、大切な方との会話を楽しみながら、または一人静かに食事に集中する時間は、現代社会において貴重な癒しのひとときとなります。



健康と美味しさを両立する食の提案


大暑の時期は、体調管理が特に重要になります。しかし、健康に良いからといって味気ない食事では、心も満たされません。当店では、栄養学的な配慮と美味しさの追求を両立させ、この厳しい季節を乗り切るための食の提案をさせていただいております。


天ぷらひとつを取っても、油の温度管理から衣の配合、食材の下処理まで、すべてに細心の注意を払い、最高の状態でお客様にお届けいたします。また、ブランド牛を使用した日本料理フランス料理イタリア料理も、それぞれの料理の伝統と技法を尊重しながら、現代の栄養学の知見を活かした調理を心がけております。


この大暑の時期、皆様にはぜひ栄養をしっかりと摂取していただき、どうぞお体を大事になさっていただきたいと思います。古来からの知恵と現代の栄養学、そして熟練の技が生み出す美味しい料理で、暑い夏を元気に乗り切っていただければ幸いです。


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