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お食い初めの基本マニュアル  健やかに育ってほしいという願いを込めて2025.08.20




お食い初めの基本マニュアル 

 

はじめに

お食い初めは、赤ちゃんが生まれてきてくれたことへの感謝と、一生食べ物に困らないように、健やかに育ってほしいという願いを込めたお祝い行事です。元々は、平安時代の百日(ももか)という儀式が起源とされ、健康や長寿を願う縁起物の食材を使って、赤ちゃんが生まれて初めてご飯を食べる真似をする習わしです。

一生に一度のお食い初めですが、実はどんなものを準備したらよいか、順番や作法は決まっているのか、など、疑問を感じている方も多くいらっしゃると思います。

そこで今回は、お食い初めに必要なものや基本のやり方を学び、是非思い出に残るイベントにしていただけたらと思います。

 

お食い初めを行う日について

お食い初めは、別名「箸初め」「箸揃え」とも言います。生後100日前後は、ちょうど乳歯の生え始めの時期なので、この頃に歯固めの儀式を行うようになりました。地域によって生後110日、120日に行うところもありますが、ちょうどの日取りが難しくても、六曜の縁起の良い日時に合わせて行うと良いでしょう。

 

お料理と歯固めの石を準備する

お料理は、お食い初め用の祝い膳を用意します。一汁三菜を基本に、煮物、吸物、香の物、赤飯や尾頭付の鯛(焼魚)など、お祝いにふさわしい食材を使います。この祝い膳に使う食器は、昔は漆器をそろえ、お子様の性別によって色を分けるのが正式でしたが、今は伝統にこだわらず、好みの食器を使うことが多いようです。

儀式に欠かせない歯固めの石は、赤ちゃん用品店にも販売されていますが、お宮参りでご祈祷の際に頂けることもあります。

お祝い膳の食材は以下のようなものとされています。

 

赤飯 昔から赤い食べ物は邪気を払うとされてきました。もち米と小豆で出来た赤飯は、赤い色だけでなく、栄養価も高いので、成長を祝う食べ物として重宝されます。

焼魚 お祝いでの焼魚は、鯛の尾頭付を使います。紅白の色や「めでたい」のごろ合わせ、尾頭は頭から最後まで貫き長寿の象徴でもあります。

煮物 栄養価の高い旬の食材を使うことが多いです。健やかな成長を願うタケノコ、見通しの良いレンコンなど、縁起の良い食材をあしらうと良いでしょう。

吸物 ハマグリを使うことが多いですが、アレルギーなどを考慮し、適した食材にしましょう。吸物は、「吸う」ということで、力強い生命力を表します。

香の物 お好みの漬物で良いですが、紅白なますや、「多幸」にかけてタコの酢漬け、長寿を願って梅干しを使うこともあります。



お祝い箸を用意する

お箸も祝箸を使用します。両口箸、柳箸などとも呼びますが、両口は一方は人が食べるためでもう一方は神様が食べるため、という意味合いがあり、柳箸は折れにくいことから、強い生命力や邪気を払う縁起物とされています。

 

衣装を選ぶ

赤ちゃんの衣装は、色付きの小袖、タキシード風のロンパース、ドレスなどが選ばれています。赤ちゃんにストレスがかからないことが一番ですが、お食い初めを行う場所に合わせた衣装を選ぶと良いでしょう。

同席するご家族も、赤ちゃんの装いに合わせて少しフォーマルなものが良いですが、あまり堅苦しくなく授乳や動きやすさも考慮した衣装が適しています。一生に一度しかない日ですので、赤ちゃんもご家族も負担が少なく、良い記念写真を残せるようにしましょう。

 

お食い初めの手順

ここからは、お食い初めの作法についてご紹介します。

まず、食べさせる役割ですが、「養い親」「箸役」と呼び、赤ちゃんと同姓で、なおかつ参加者の中でも一番の年長者が努めます。長寿にあやかることができるように、という意味が込められていますが、今は両親と赤ちゃんだけで行うことも少なくないので、その場合は両親が食べさせてあげましょう。

祝い膳の前に箸役の人が座り、赤ちゃんを膝にのせるようにして座らせます。そして、箸役は祝箸を使って料理を赤ちゃんの口に運び、食べる真似をさせますが、食べさせる順番が決まっています。

赤飯→吸物→赤飯  →焼魚→赤飯→吸物→赤飯  →煮物→赤飯→吸物→赤飯

→香の物→赤飯→吸物→赤飯   →歯固めの石  →赤飯→吸物

 

このように、赤飯・吸物・赤飯の基本セットから始まり、焼魚、煮物、香の物を順番に間に挟み、最後は歯固めの儀で、石のような丈夫な歯が生え健康に育つようにと願いを込め、お吸物で締めます。

これを全て行うのは難しいという場合は、以下のような略式のやり方もあります。

 

赤飯→吸物→赤飯  →焼魚→赤飯→吸物  →歯固めの儀

 

歯固めの儀は、祝箸の先で石に触れ、その箸先を赤ちゃんの歯茎に当てます。赤ちゃんの口に直接石を優しくあてる方法もあります。赤ちゃんがびっくりして泣きだしてしまうこともありますが、無理に力をかけず、優しく口元に触れるようにしましょう。

 

赤ちゃんにとって、お食い初めは初めての出来事で、途中で嫌がったり泣いてしまうことがあります。そのような時は焦らず、中断して休憩を挟むなどしながら、できるだけリラックスしてもらえるように心がけましょう。



安心の個室でお食い初めのお祝いはいかがでしょうか

日本料理香川では、お子様の記念すべき百日祝いに最適な、お食い初め膳をご用意しております。ご家庭作ると手間のかかる祝い膳の献立も、私どもにお任せください。尾頭付鯛の塩焼きや、こだわりの食材を使用した豪華な御膳を、丹精込めてお作り致します。お料理だけでなく、歯固めの石や祝箸もお付けしております。

和風個室、洋風個室も各種取り揃えており、お子様とご一緒でも落ち着いてお食事できる空間作りを心掛けております。アレルギー食材やご不明点についても、ご相談承りますので、是非一度お電話下さいませ。

お子様のさらなる健康と成長を願い、ご一緒に皆様の思い出作りをサポートさせていただきます。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

お子さまランチ





 


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